商品写真を自分で撮るか外注するかは、好みや撮影スキルへの自信ではなく、月間の撮影カット数と、その商品の質感表現の難しさでほぼ決まります。カット数が少ないうちは外注が有利で、点数が増えるほど自社撮影のほうが1カットあたりの単価は下がっていきます。ただし、ガラス・金属・宝飾のように映り込みの制御が必要な商品と、モデル着用カットとは、カット数にかかわらず外注に残したほうが失敗は少なくなります。

先に2つの誤解をつぶしておきます。1つ目は「自分で撮れば0円」という思い込みです。機材費・編集ソフト代・自分の作業時間を金額にすると、1カットあたり数百円のコストが必ず乗ります。2つ目は「外注すれば高品質」という期待です。指示書が無ければイメージと異なる写真が納品され、再撮影で費用が倍になることもあります。

この記事でわかること
  • 自分で撮るか外注かを5つの質問で判定する早見表

  • 自社撮影に本当にかかる機材費と時間コストを金額に直す方法

  • 外注先3タイプの費用相場と、向いているカット・向かないカット

  • 損益分岐カット数を出す計算式と、月10/50/200カットの年間比較

  • 事業フェーズ別の切替タイミングと、自社と外注の併用ルール

金額の前提

この記事に出てくる金額は、郵送型のEC撮影サービスや撮影機材の通販サイトが公開している料金をもとにした目安で、記事執筆時点の水準です。料金改定やプラン変更で変わるため、発注や購入の前に各社の見積もりと商品ページで確認してください。税の扱いは販売先やサービスにより異なるため、税込か税抜かの表記はそれぞれの公開情報にあわせています。

EC商品撮影の全体像ガイド|機材・予算・外注の判断基準を整理EC商品撮影は、カメラ選びより先に「内製か外注か」と「光の作り方」を決めたほうが、費用の無駄が出ません。商品写真がうまく撮れないとき、多くの人はまず機材を調べ始

まず結論:自分で撮るか外注かは5つの質問で今すぐ判定できる

判定に必要なのは、次の5つの質問への答えだけです。

  • 月間の撮影カット数は、30カット未満か、30〜150カットか、150カット以上か

  • 白背景の記録写真で足りるか、ブランドの世界観表現が必要か

  • ガラス・金属・宝飾・食品など、質感表現が難しい商品か

  • モデル着用カットが必要か

  • 本業を止めずに撮影へ割ける時間は月に何時間か

「世界観」「難しい質感」「モデル」のどれかに1つでもYesが付けば、少なくともそのカットは外注が原則です。ここは機材を買い足しても短期間では埋まらない領域だからです。一方で、白背景の記録写真が中心でカット数が多いなら、自社撮影のほうが1カットあたりの単価は下がっていきます。

5つの答えを組み合わせると、推奨体制は次のように整理できます。

月間カット数

必要な写真の性格

推奨する体制

〜30カット

白背景・記録中心

郵送型の外注に全量

〜30カット

世界観やモデルが必要

出張撮影やスタジオ撮影の外注

30〜150カット

白背景中心

主力商品だけ外注し、残りを自社で撮る併用

30〜150カット

世界観も必要

1枚目は外注、サブカットは自社

150カット以上

白背景中心で、撮影時間を月10時間以上確保できる

自社撮影を主軸に内製化

150カット以上

撮影時間を確保できない

外注を継続、または撮影担当者の確保を検討

たとえば月20カットのアクセサリー個人作家であれば、カット数は少なく、シルバーやガラスの質感表現も難しいという2つのYesが付きます。この場合は外注寄りです。一方で、月200カットで型落ち在庫の入れ替えが多い中小ECは、白背景の記録写真が大半なので自社寄りになります。

ただし、この判定は「撮影担当者を置けるかどうか」という体制の問題とは別物です。数字の上で自社が有利でも、撮影する人が出荷や接客を兼務しているなら、内製化は現場を圧迫します。

自分で撮ると本当はいくらかかるのか:3つの予算帯で見る機材費と時間コスト

自社撮影のコストは、初期投資と時間単価の2つに分解すると金額にできます。

機材の価格帯には幅があります。撮影機材を扱う通販サイトの商品ページで確認できる価格帯をもとにすると、三脚は3,000円から6万円程度、ライトは数千円から5万円程度、レフ板は数千円から数万円程度、ディフューザーは1,000円から5,000円程度が目安です。スマートフォンで撮る前提なら、三脚とライトを安価なもので揃えて5,000円程度から道具を用意できます。いずれも記事執筆時点の販売価格から拾った幅で、同じ用途の製品でもメーカーや出力によって価格は大きく動きます。

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予算

構成

撮れるもの

1万円前後

スマートフォン+背景紙+レフ板+簡易三脚

自然光が入る場所での白背景カット

5万円前後

スマートフォンまたは一眼+撮影ボックス+LED2灯+三脚

天候に左右されない白背景の量産

15万円前後

一眼+単焦点レンズ+ストロボ+背景スタンド+編集ソフト

色再現を揃えたカタログ品質のカット

初期投資は一度で終わりますが、背景紙の交換・電球やバッテリー・撮影スペースの占有はランニングで発生します。自宅や事務所の一角を撮影台に固定するなら、その面積分の家賃も本来はコストです。

1カットの自社コストはいくら?計算式で500円の実例を確認

計算式は単純で、所要分数 ÷ 60 × 時間単価です。撮影7分+レタッチ8分=15分、担当者の時間単価2,000円なら、1カットあたり500円になります。月50カットなら12.5時間、金額にして25,000円です。ここに機材の償却が乗ります。

見落としやすいのが機会損失です。撮影に充てた12.5時間で、商品開発・広告運用・梱包のどれが進んだかを同じ表に並べると、判断が変わることがあります。さらに、ライティングと色再現が安定するまでの試行期間は成果物になりません。この習熟期間も立派なコストと言えるでしょう。

窓・撮影台・商品・レフ板・三脚の位置関係を示す真上からの配置図
窓光を活かす配置は、レフ板と三脚の位置取りで再現できる
注意

透明なガラス・鏡面の金属・宝飾品・結露した冷たい飲料は、機材を足しても自社撮影で破綻しやすいカテゴリです。映り込みの制御と色再現が難しく、撮り直しの回数が増えるほど自社の1カット実費は膨らみます。

外注先は3タイプ:費用相場と向き不向きが一目でわかる比較

外注を一括りにすると判断を誤ります。費用構造が異なる3タイプに分けて考えてみましょう。単価はいずれも、各サービスや発注プラットフォームが記事執筆時点で公開している料金プランと募集条件から拾った目安です。

タイプ

単価の目安

最低ロット・納期

得意

苦手

郵送型のEC撮影サービス

公開料金では1カット550円(税込価格)からの最安帯があり、白背景+切り抜きで1カット500円から1,000円程度が中心

商品1点・1カットから受けるサービスが多く、納期は商品到着後3営業日以内を目安とする例もある

白背景・切り抜きの量産

世界観の演出、大型商品

クラウドソーシングの個人カメラマン

募集案件では1カット1,000円から3,000円程度の提示が多く、経験や機材で上下する

案件ごとに交渉

予算に合わせた柔軟な依頼

品質のばらつきが最も大きい

出張撮影・スタジオ撮影のプロ

1カット数千円、または半日や1日の拘束パッケージ

スタジオの空き状況に左右される

大型商品・モデル起用・ブランド撮影

少量依頼だと単価が割高

同じ30カットを出したときの総額イメージを、上の目安で試算してみます。郵送型なら1カット550円(税込価格)で16,500円、これに商品の往復送料が加わります。個人カメラマンに1カット1,000円から3,000円で依頼すれば3万円から9万円、出張撮影やスタジオ撮影で1カット数千円なら10万円前後に届くこともあります。金額だけを見れば郵送型が有利ですが、撮れる写真の種類が異なるため、同じ土俵の比較にはなりません。

注意したいのは、基本料金や最低利用料金の存在です。10カット依頼なら基本料金が分散されるものの、1カットだけの依頼だと実質単価が数倍に跳ね上がります。少量を何度も分けて出すより、まとめて出したほうが単価は下がります。

見積もりの確認項目
  • 最低利用料金と基本料金の有無

  • カット単価に含まれるレタッチの範囲と、切り抜きの有無

  • 修正回数と、修正1回の定義

  • 追加カットの単価

  • 納品形式・画像サイズ・ファイル命名規則

  • 著作権と二次利用の範囲、広告や印刷への転用可否

  • 商品の往復送料の負担と、破損時の補償

損益分岐点は3ステップで計算:何カットから自社撮影が得になるか

分岐点は次の式で出せます。

損益分岐カット数 = 機材・環境の初期投資 ÷(外注の1カット単価 − 自社の1カット実費)

外注単価を1つ決める

自分が実際に使う外注先の単価を1つだけ選びます。郵送型の白背景なら1カット550円(税込価格)からの最安帯、出張撮影やスタジオ撮影なら1カット数千円が目安です。

自社1カットの所要時間を実測する

商品1点を実際に撮り、撮影から書き出しまでの分数をストップウォッチで測ります。感覚で「5分くらい」と見積もると、たいてい半分以下に過小評価します。

初期投資額を入れる

買う予定の機材と編集ソフトの合計額を分子に入れます。すでに持っている機材は0円として扱ってかまいません。

実数で見てみましょう。初期投資5万円、外注550円、自社実費500円だと、分母は50円で分岐点は1,000カットです。月に換算すると約83カットを超えて初めて自社が有利になります。ここで担当者の時間単価が1,000円になると自社実費は250円まで下がり、分母は300円、分岐点は約167カットまで一気に近づきます。時間単価が高い経営者ひとり運営ほど、分岐点は遠のくという構造です。

分母がマイナスやゼロに近いなら、何カット撮っても自社が追いつきません。撮り直し率2割を織り込むと、自社実費500円は600円に上がります。外注550円との差は逆転し、分岐点は存在しなくなります。

点数別に年間総額を並べると逆転点が見えます。外注は1カット550円(税込価格)、自社は初期投資5万円+1カット500円という前提での試算です。

月間カット数

年間カット数

外注の年間総額

自社の年間総額

差額と判定

10カット

120カット

66,000円

110,000円

外注が44,000円安い

50カット

600カット

330,000円

350,000円

外注が20,000円安く、ほぼ拮抗

200カット

2,400カット

1,320,000円

1,250,000円

自社が70,000円安い

計算に入れ忘れやすいのは、写真の使い回し年数です。定番商品の1枚を3年使うなら、外注費の償却期間は3年になり、1年あたりの負担は3分の1に見えます。季節商品のように撮影が特定の月へ集中する事業では、その月だけ自社の作業時間を確保できないという別の制約も出てきます。

事業フェーズ別の3つの切り替えタイミング:内製化と外注化の見極め方

「自分で撮るか外注か」は固定の二択ではありません。事業フェーズが変わると、有利な体制も入れ替わります。

開業初期

主力だけ外注し、残りはスマートフォンで埋める

商品数が20点程度で売上が読めない段階では、機材費を固定費にしないほうが安全です。判断基準は、その商品が売れるかどうかを検証している段階かどうか。検証中の商品に1点ずつ外注費をかける必要はありません。

成長期

定番の白背景を内製化する

リピート商品が固まり、月の新作数が安定してきたら、定番カットを自社に移して単価を下げます。外注は世界観カットと新作に集中させましょう。投資判断は前のセクションの分岐点計算で行ってください。

量産期

撮影フローを標準化する

月100カットを超え、季節ごとに在庫の大量入れ替えが起きる段階です。背景・カメラ位置・露出のプリセットを固定し、撮影台を常設できることが前提になります。標準化できないなら、量産期でも外注のほうが速く回ります。

逆に、自社から外注へ戻したほうがよいサインもあります。撮影が出荷や接客を圧迫し始めた、担当者の交代で写真のトーンが崩れた、売れ筋商品のクリック率や転換率が競合と比べて低い、といったケースです。このいずれかに当てはまるなら、体制を見直す時期でしょう。

切り替えるときは、全点数を一度に動かさないでください。カテゴリ単位で移すと、品質が落ちたときに戻しやすくなります。なお、宝飾品や食品のように質感表現がそのまま売上に直結するカテゴリは、量産期でも自社に戻さない判断が現実的です。

併用が最適解になりやすい:1枚目は外注・残りは自社にする線引き

実際には、全量を一方に寄せるより、カットの種類で振り分けたほうが総コストと品質とのバランスが取れます。基本ルールは1つ、売上を作る1枚目は外注、点数が多くフォーマットが決まっているサブカットは自社という振り分けです。

カット

役割

担当

1枚目(サムネイル)

検索一覧でのクリックを決める

外注

2枚目(イメージカット)

使用シーンと世界観を伝える

外注

3〜4枚目(別アングル)

形状と全体像の確認

自社

5枚目(ディテール)

素材・縫製・金具の確認

自社

6枚目(カラーバリエーション)

色違いの比較

自社

外注に回す条件は、ブランドの第一印象を決めるカット・モデルやシーンが必要なカット・質感表現が難しいカット・広告に使い回すカットの4つです。自社で回す条件は、在庫や仕様が変わって撮り直しの頻度が高いカット・即日で差し替えたいカット・同じ構図の量産になります。

業種別に見ると、アパレルはモデル着用を外注し、平置きとディテールを自社で撮ります。雑貨は1枚目のスタイリングだけ外注し、白背景は自社で対応する形が回しやすいでしょう。食品はシズル感の表現が難しいため、主力メニューは外注のまま残すのが現実的です。

外注の納品データを社内の見本にする

納品された写真の背景色・トリミング比率・明るさを数値で確認し、社内撮影の基準にします。併用で最も目立つのは、外注写真と自社写真の色や余白の差です。

カメラ設定と配置を固定する

ホワイトバランス・露出・カメラと商品の距離を決め、撮影台に印を付けて毎回同じ位置から撮ります。色再現が揃えば、併用でも並べたときの違和感は小さくなります。

書き出しのプリセットを作る

画像サイズ・余白・ファイル名の付け方をテンプレート化し、誰が撮っても同じ形式で出力されるようにします。

外注で失敗しないための8つの指示書項目と取り決め

外注の失敗の多くは、カメラマンの腕ではなく発注側の準備不足で起きます。指示書に次の8項目を書けば、再撮影の大半は防げます。

項目

記入例

使用先と規定サイズ

ECモールの商品ページ、正方形1,200px以上

背景

白背景・切り抜きあり

必須アングルとカット数

正面・斜め45度・真俯瞰・裏面の4カット

見せたいディテール

持ち手の縫製、内側のポケット

色の基準

実物の色見本を同梱、指定のカラーコードに寄せる

NG表現

影を強く落とさない、小物を足さない

参考画像

過去の納品データ2点と、競合ページのURL1点

納品形式

JPEGとPSD、ファイル名は品番_連番

参考画像を渡すときは、「おしゃれに」「高級感を出して」といった形容詞を避けてください。形容詞は受け取る人によって解釈が分かれます。画像のURLや現物で合意を取るほうが確実です。

契約面では、修正回数と修正の定義を先に決めます。レタッチでの修正と再撮影とでは費用がまったく異なるためです。あわせて、再撮影の費用負担・納期と遅延時の扱い・商品の往復送料・破損時の補償・二次利用の範囲も、発注前に書面で確認しておきましょう。

初回は、いきなり全点を送らずに1カットから3カットのテスト撮影を挟むと安全です。色再現と質感を確認してから本発注に進めば、30カットすべてが想定と異なるという事故を避けられます。

納品時のチェック
  • 実物と比べた色の再現、特に黒・白・ベージュ

  • ホコリ・指紋・余計な映り込みの有無

  • 切り抜きのエッジがギザついていないか

  • 規定サイズと余白が揃っているか

  • ファイル命名規則どおりか

まとめ:3つのステップで自分の数字を入れて今日決める

判断の順序は3つです。月間カット数を数える、難しい質感・モデル・世界観の必要性を確認する、分岐点計算で逆転点を出す。この順でたどれば、好みではなく数字で決まります。

  1. 直近3か月に必要なカット数を数えます。所要10分ほどで、商品数×1点あたりのカット数から概算できます。

  2. 商品1点を実際に撮り、撮影から書き出しまでの分数を測ります。所要20分ほど。時間単価を掛ければ、自社の1カット実費が出ます。

  3. 外注先1社にテスト1カットの見積もりを依頼します。所要15分ほど。最低利用料金とレタッチの範囲も同時に聞いておきましょう。

  • 迷ったときは「主力だけ外注+残りは自社」の併用から始めれば、全点数を一度に決めなくてよい

  • 分岐点は時間単価と撮り直し率で大きく動くため、半年ごとに数字を入れ直して見直す

  • 質感表現が難しい商品とモデルカットは、カット数にかかわらず外注に残す

今日取るアクションは1つだけです。手元の商品を1点だけ撮り、撮影から書き出しまでの分数を測って、自社の1カット実費を出してください。その数字が出れば、外注単価との差額を分母に入れるだけで自分の分岐点が計算でき、自分で撮るか外注するかの答えはその場で決まります。

よくある質問

商品撮影を自分で行う場合、最低限どのような機材が必要でしょうか?

スマートフォン・三脚・レフ板があれば、白背景の記録写真は撮影できます。ただし、ガラスや金属など質感表現が難しい商品や、光を丁寧にコントロールする必要がある写真では、ライトや撮影ボックスなど追加の機材と経験が求められます。予算や商品の種類に応じて、必要な機材を段階的に揃えていくとよいでしょう。

商品撮影を自分で行うには、どの程度の撮影スキルが必要ですか?

白背景の記録写真であれば、構図やライティングの基礎知識があれば撮影は可能です。一方で、ブランドの世界観を伝える写真やモデル着用カットは専門的な技術や経験が必要になるため、外注したほうが仕上がりに差が出にくいでしょう。

商品撮影を外注する場合、費用相場はどのくらいでしょうか?

外注の費用は、郵送型・出張撮影・スタジオ撮影など依頼先のタイプや、撮影するカット数によって幅があります。一般的には、白背景の記録写真中心であれば比較的抑えやすく、世界観の演出やモデル着用が加わるほど費用は高くなる傾向にあります。発注前に各社の見積もりで確認したほうがよいでしょう。

外注の費用に対して、どのような効果が期待できますか?

外注すると、光の反射や質感表現など、プロによる撮影の技術で仕上がりの安定感を得やすくなります。また、事前に指示書を用意しておけば、狙った世界観の写真を効率よく得られるため、再撮影の手間を減らせる効果も期待できます。

商品の種類によって、自分で撮るか外注するかの判断基準はありますか?

ガラス・金属・宝飾・食品など質感表現が難しい商品や、モデル着用が必要な商品は、カット数にかかわらず外注に向いています。一方で、白背景の記録写真が中心となる商品であれば、カット数が多いほど自社撮影の1カットあたりの単価は下がる傾向にあります。

撮影規模(カット数)によって、自分で撮るか外注かの判断は変わりますか?

月間の撮影カット数が30カット未満であれば外注のほうがコストを抑えやすく、150カット以上になると自社撮影を主軸にしたほうが1カットあたりの単価は下がる傾向にあります。30〜150カットの中間帯では、主力商品だけを外注し、残りを自社で撮影する併用の体制も検討したほうがよいでしょう。

自分で撮影する場合、機材費以外にどのようなコストを考えたほうがよいですか?

自分で撮影する際は、機材費だけでなく、撮影や編集に費やす自身の作業時間もコストとして考えたほうがよいでしょう。時間を金額に換算すると、1カットあたり数百円程度のコストが乗ることもあるため、外注費用と比較する際は時間コストも含めて検討することが大切です。